薬剤師で楽な仕事がしたい!楽な職場の見つけ方
薬剤師の職場とひと言に言っても、勤務先によって忙しさは天と地ほど異なります。
激務でもバリバリ働きたいという薬剤師さんもいれば、のんびり落ち着いて働きたいという薬剤師さんなど希望する職場は様々だと思います。
- 今の職場が激務で辛いので、もっとゆっくり働ける職場がいい
- ブランクがある、未経験なので余裕のある職場で働きたい
- 家庭との両立がしたいので、ゆとりを持って働きたい
そんな薬剤師さんにおすすめな楽な薬剤師の職場とは、どのようなところでしょうか?
薬剤師の仕事が楽な職場とは?
処方せんを受け付ける門前病院の診療科によっては、扱う医薬品が少なかったり、ある程度処方内容が決まっていて比較的楽に働ける職場があります。
皮膚科
皮膚科はアトピー性皮膚炎、ニキビ、じんましん、水虫などの疾患を扱う診療科です
皮膚科は処方せんは、軟膏やクリーム剤などの外用剤が中心で扱う医薬品が少ないので、処方が楽と言えます。忙しい内科の門前薬局のようにピッキングや一包化に明け暮れるといったこともまりません。
また、重篤な疾患の患者さんが来ることも少ないため、生命の危機に関わるような薬を扱いませんので、精神的にも楽な職場です。
眼科
眼科は、視力低下やドライアイ、白内障、緑内障などの疾患を扱う診療科です。
眼科も取り扱う医薬品の種類が少なく、点眼薬が中心のため調剤業務が少ない特徴があります。点眼薬は小さく軽いため、在庫管理においても重労働がありません。
薬剤師の仕事の中で楽な診療科のひとつとして言われることが多い職場です。
整形外科
整形外科は、腰痛や関節痛、骨折や脱臼、ねんざ、打撲などの治療を行う診療科です。
整形外科で扱う医薬品は、湿布薬や塗り薬、痛み止め、骨粗しょう症の薬などをメインに扱います。総合病院の門前薬局では、1000〜2000種類の医薬品を扱いますが、整形外科では500種類程度という少なさです。
調剤業務は楽ですが、整形外科は湿布薬など重い荷物を運ぶこともあるので、体力的には大変な仕事もあるかもしれません。
楽な調剤薬局に共通して言えることは、次のような点です。
扱う医薬品の種類が少ない
命に関わる疾患の患者さんが少ない
調剤業務が少ない
薬剤師の楽な働き方
さきほどは、処方内容が楽な薬局について紹介しましたが、人によっては人間関係が楽な職場がいいという人もいるのではないでしょうか?
そういった場合は、働き方を変えることで解決できるかもしれません。
ドラッグストアへのパートタイムで働く
ドラッグストアは、仕事が忙しいイメージがあるかもしれませんが、働き方によっては楽しく働く事ができる職場です。
例えば、「1日数時間」のパートタイムで働いてみるなどです。
平日の昼間の数時間であれば、お客さんもそれほど多くなく忙しくない店舗を探すことも可能です。
また、薬剤師の仕事の辛さの一つに、狭い調剤室で仕事をする薬剤師同士の人間関係のいざこざがあります。
ドラッグストアは調剤薬局と違い、狭い調剤室に数名の薬剤師がこもって仕事をすることもありませんし、薬剤師以外の人も多くバラエティに富んでいるため人間関係のストレスも軽減できます。
派遣薬剤師として働く
派遣薬剤師であれば、時間で割り切って働くことができるので、人間関係のわずらわしさが軽減できます。
人間関係の悩みを減らしたいのであれば、派遣薬剤師としての働き方を考えるのも一つです。
派遣薬剤師は、お給料など待遇面でも恵まれているのもメリットです。
楽そうに見える薬局にだまされないように!
一見、暇そうに見える薬局でも実際は忙しい職場ということが実はたくさんあります。
たとえば、次のような店舗です。
- 暇そうな薬局だけど、在宅医療に取り組んでいて患者さんの自宅を訪問している
- 患者さんはあまり来ていないけど、老健施設の一包化を受けている
- 処方せん枚数は少ないけど、薬剤師が少なくて忙しい
- 要領のよくない薬剤師がいるので、仕事のはかどりが非常に悪い
- 朝や夕方など特定の時間帯だけ、とてつもなく忙しくなる
上記のようなことは、実際に働いている薬剤師に聞かないとわからないことが多いものです。
自分ひとりで楽な転職先を見つけることは、簡単なことではありません。一見、外からは暇そうで楽な店舗に見えても、実際には大変という店舗も多いのです。
そのため、楽な職場を探したい場合は、薬剤師転職サイトのコンサルタントに相談することをおすすめします。
転職サイトのコンサルタントは、働いている薬剤師のリアルな情報を入手したり、実際の店舗を訪問して職場の雰囲気や忙しさについての情報も把握しています。
コンサルタントに相談すれば、前もって求人先の情報を得られるので、失敗のない転職が可能です。
転職サイトの利用は無料ですから、まずは気軽に相談してみてはどうでしょうか?
おすすめの薬剤師転職サイトを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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