仕事で怒られることがトラウマになっている薬剤師さんへ
薬剤師の職場はミスや失敗が大きな事故につながることもあるため、
ストレスやプレッシャーのかかる仕事です。
ピリピリした雰囲気の職場であれば、
些細なミスや失敗で先輩や上司から怒られることもあるのではないでしょうか。
誰しも怒られるのは嫌ですよね。
怒られるのが好きな人はいないと思います。
特に薬剤師になった皆さんは学生時代に優秀だった人が多く、
これまで他人から怒られる経験がほとんどないという人も少なくありません。
怒られることに慣れていない人は、怒られることに強いストレスを感じます。
薬剤師が職場で怒られることによるストレス
- 怒られることが怖いと感じる
- 注意する先輩がいると委縮してしまい、ミスを繰り返してしまう
- 怒られていないときでさえ、ビクビクしてしまう
- 「自分はできない、価値がない」と自己否定感を感じる
- 怒る先輩や上司がいると緊張する
このようなストレスを感じながら、仕事をするのは精神衛生上よくありません。
「怒られることで、気分が沈む」→「委縮してしまい仕事に身が入らない」→
「またミスをしてしまう」→「また怒られる」の悪循環にハマってしまうこともあります。
酷い場合は、怒られたことのある先輩や上司がいるだけで緊張してしまい、
極度のストレスからうつ病になってしまった薬剤師さんもいるほどです。
そんな状態を抜け出すためにどのようにしたらいいのか、対処法をご紹介します。
怒られることが精神的ストレスに感じる薬剤師の対策
怒られる原因を考えてみる
先輩薬剤師や上司から怒られるには、何か原因があるのではないでしょうか。
まずは「どうして怒られるのか」その原因を探り、
怒られないようにするためにはどうすればいいかを考えてみるようにしましょう。
よく怒られる薬剤師さんの特徴として、次のようなことがあります。
- 期限、言ったことを守らない
- 謝らずに反論する
- 同じミスを繰り返す
- ギリギリまで報告、相談をしない
- 人のせいにする
自分の行動を振り返ってみてはどうでしょうか。
もし、思い当たることがある場合は、自分の振る舞いを改善してみると
上司や先輩の対応も変わってくるかもしれませんので、まずはやってみてください。
怒られるのは期待されている証拠
怒るのは期待されている証拠です。
人の間違いを指摘し、注意するのは楽しいことではありません。
にもかかわらず先輩や上司が注意するのは、
「あなたに成長してほしい」という思いがあるからです。
薬剤師をはじめ医療関係の仕事は、
患者さんの健康や命に関わる非常に責任のある仕事です。
何かあってからでは取り返しがつきませんので、
小さなミスでも厳しくみていかなくてはいけません。
「先輩や上司は私のために叱ってくれている」
と考えると感じる気持ちも変わってくるのではないでしょうか。
ミスをして怒られた場合は、まずは怒られたことを受け止め、
「申し訳ありません」と素直に謝るようにしましょう。
怒られ、指摘されることで成長できる
怒られるという行為は、ネガティブに考えがちです。
しかし、怒られているということは、
自分がダメであった点を教えてもらえたということでもあります。
怖い先輩薬剤師がいる職場で働く方が、薬剤師としての成長が早いという傾向もあります。
自分のダメな点を知ることができるということは、自己成長の機会であり、
あなたにとって非常にメリットなことなのです。
怒られるたびに、人は成長しているのです。
「指導してもらった」ととらえ、「ありがとうございます」と伝えたられると、
先輩薬剤師や上司との関係も変わってくるはずです。
こんな怒り方をする先輩薬剤師は要注意
あなたのことを思って、指摘し注意してくれる先輩薬剤師はありがたい存在です。
しかし、中にはそうではなく理不尽に怒る薬剤師もいます。
その場合は注意が必要です！
もしそのような職場にいるのであれば、
心や身体を壊す前に新しい職場を探すことを考えておきましょう。
理不尽に怒る先輩がいる環境を離れるために転職を考える場合、
次の職場でも同じことにならないように、
ぜひとも新しい職場の人間関係を慎重に調べておくことをおすすめします。
職場の人間関係や環境は外からでは、わかりづらいので
転職先を探す際は、薬剤師転職サイトを活用するのも一つの方法です。
薬剤師転職サイトのコンサルタントに相談すれば、
これまでに転職した薬剤師の口コミ情報などから
「○○薬局は、人間関係のトラブルが多く離職率が高いので・・・」
といった内部情報を聞く事ができるので、求人選びに非常に参考になります。
ほとんどの人一日の起きている時間の半分以上を職場で過ごしています。
その職場でビクビクしたり萎縮したり強いストレスを感じているのは、
精神衛生上よくありません。
身体を壊しては元も子もありませんので、自分を大切にしてください。
転職活動することにはリスクもありませんから、
まずは転職サイトに登録することから始めてみてもいいのではないでしょうか。
コンサルタントに相談してみることで、
思ってもみなかったよい求人が見つかり、転職のきっかけになることもあります。
関連ページ
- 人間関係が悪い職場
- 職場の人間関係は、多くの薬剤師の悩みとなっています。職場の人間関係がストレスになるのは、とてもつらいものです。職場の人間関係がうまくいかないときは、耐えるべき？辞めるべき？
- 悩みの相談相手がいない
- 薬剤師の仕事に関する悩みをを身近で理解し、共感してくれる相手と言えば、同じ職場で働く「上司」や「同僚」ではないでしょうか。一方で職場に相談相手がいないと悩む薬剤師は少なくありません。そんなときの対処法は！？
- 薬剤師の職場のいじめ
- 職場でもいじめで悩んでいる薬剤師さんは少なくありません。人間関係がつらくて、「毎日仕事に行くのが嫌で辞めたい・・・」そんな精神的ストレスがひどい職場で耐えている薬剤師さんはぜひ読んでみてください。
- 女性ばかりの職場の人間関係
- 薬剤師は女性が多いため、職場では女性特有の人間関係の悩みが尽きません。いじめや派閥、陰口、悪口など嫌な思いを経験した薬剤師も少なくありません。女性ばかりの職場への転職はやめた方がいいのでしょうか？
- 患者さんへの服薬指導の悩み
- 患者さんとトラブルやクレームになりやすいのが、服薬指導です。薬剤師で服薬指導を苦手に感じている人は少なくありません。服薬指導をうまくやるコツは？
- コミュニケーションが苦手
- 薬剤師の中にはコミュニケーションが苦手で、職場の同僚や患者さんとの人間関係の構築に悩んでいる人も多いのでしょうか？薬剤師の仕事は、意外とコミュニケーションが求められます。コミュニケーションの苦手克服についてまとめました。
- 悪口ばかりの職場がつらい
- 職場での悪口や陰口に対する対処法をまとめています。女性の多い薬剤師の職場では多い悩みの一つです。悪口や陰口は聞くのもうんざりですが、自分も陰で言われているかと思うとつらいですよね。