薬剤師が子育てと仕事の両立することはできる?
薬剤師は女性が多く、仕事をして上で立ちはだかる悩みが家庭と子育てとの両立です。
家庭や育児をしながら仕事をするのは、本当に大変なことです。
仕事終わりに子供を迎えに行って帰ってきたら、夕食の準備をして子供をお風呂に入れて…あっという間に一日が終わり慌ただしい毎日だと思います。
今もママ薬剤師として家庭と仕事を両立する中で色々な悩みを抱えている人もいれば、これから仕事に復帰することを考えていて不安に思っている人もいると思います。
ママ薬剤師として、お仕事と育児をうまく両立するためにはどうすればいいのでしょうか。
薬剤師の仕事と家庭・育児を両立するポイント
子供を育てながら働くママ薬剤師は、24時間フル回転で休まる時間がありません。「子供の用意」「食事の準備」「保育園の送り迎え」「買い物」「掃除」「洗濯」「子供をお風呂に入れる」。
やらなければいけないことはたくさんあるけれど、子供は予定通りにいかないものです。頭の中はパニック状態の上に時間ないとイライラしてしまい、子供に八つ当たりしてしまうことで悩みを抱えるママも多いものです。
「仕事・キャリア」「子育て・家事」「給料・待遇」 何もかも完璧にやろうこなそう、手に入れようと思い、キャパオーバーになってしまうママ薬剤師は少なくありません。すべてを完璧を求めるのではなく、優先順位を決めておきましょう。
子育ては今しかできない、母親の代わりになれる人はいないお仕事です。まずは、育児・子育てに支障のない範囲から仕事を始めていくことが大切なのではないでしょうか。
働き方は、正社員、パート、派遣など様々あります。正社員は安定している半面、責任も重くなり、休みが取りにくくなったり残業がある可能性も高まります。
一般的な主婦の場合、パート勤務だと時給が安いですが、薬剤師の場合パートや派遣でも高額時給がもらえる非常に恵まれた職種です。パートであれば子育てや家事に無理のない程度で、午前中だけ、週3日だけというように働くことができます。
さらに派遣薬剤師は、パートより時給が高いことも多く、中には有給を取得できる派遣会社もあるので、子供が熱を出した時などにも対応しやすい働き方です。
親や兄弟姉妹が近くに住んでいる場合は、周囲の協力を得ておくようにしましょう。子供を保育園に預けていても、急な熱や病気で迎えに行かなければいけないこともあります。いくらパート勤務でも、薬剤師の人数が少なければ突然早退することができない場合もあります。
近くに親や親族がいない場合は、近所のママさん仲間、ベビー知った―さんなど協力を求められるようにしておきましょう。何でも自分でやらなければいけないと考えずに、周囲に助けてもらうことがうまくやっていくポイントです。
薬剤師の仕事と家庭・育児を両立しやすい職場は?
- ママ薬剤師の多い職場
- 早出や残業が少ない職場
- 託児所などがある職場
- 自宅に近く通勤しやすい職場
- 子育てに理解のある職場
ママ薬剤師が多い職場であれば、同じ境遇のママ薬剤師に理解があることが多いというメリットがあります。
子供の急な熱や病気などで休まなくてはいけない時も、お互いに助け合って融通をつけることができます。また、先輩ママがいれば、育児に関する悩みも相談できるので、とても心強いと思います。
子育てに理解のない職場だと、急な休みが頻繁になると周囲の薬剤師に迷惑をかけてしまうことがストレスになり、職場に居づらくなるママ薬剤師さんも少なくありません。
その他にも、職場に託児所があれば、朝や夕方の送り迎えの時間がかかりませんし、休み時間に様子を見に行けるので安心して仕事をすることができます。
職場に託児所がない場合は、自宅周辺や通勤時間があまりかからない職場にしておくと子育てや家事と両立がしやすくなります。急に子供が体調不良になった時でも、職場と保育園、自宅が近ければすぐに迎えに行って家に連れて帰れるので安心して働けます。
調剤薬局やドラッグストアなどの職場を検討する時に注意しなければいけないのは、早出や残業などイレギュラーな勤務時間や時間外労働です。子供を保育所に預けて仕事する場合、不規則な時間の対応がしづらいため、その点は事前に確認しておくようにしましょう。
子育てと両立しやすい薬剤師の職場を探すには?
職場環境によって子育てと仕事の両立のしやすさは、天と地ほど大きく違います。
子育てしやすい職場を選ぶポイントは先ほど紹介したようにいろいろあるのですが、こういったことは求人情報だけでは見極めるのが非常に難しいのが難点です。
子育てとの両立がしやすいかどうかを知るためには、働いているママ薬剤師に聞くのが一番確実ですが、希望の職場で働いている人に話を聞けるケースはほとんどありません。
直接ママ薬剤師に聞けない時におすすめなのが、薬剤師転職サイトのコンサルタントに相談することです。
転職サイトのコンサルタントは、薬剤師の口コミや評判を聞いているので、「ここは、子育て中のママ薬剤師が多いですよ」といったことや「ここの経営者は子育てにとても理解のある方です」といった情報を教えてもらうことができます。
ママ薬剤師で子育てと両立している人はたくさんいますので、コンサルタントに聞いてみるといろいろなアドバイスをもらえるはずです。
まずは、転職サイトのコンサルタントに相談してみてださい!
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