トップへ戻る

薬剤師のブラック薬局・病院の事例を紹介−この発言は大丈夫?

薬剤師のブラックな職場の見分け方−ブラック企業の事例を紹介−

薬剤師の世界でもブラック企業と言われる薬局は数多く存在します。

 

ブラック薬局・ブラックドラッグストア・ブラック病院と言いうと
世間では「残業代が出ない」「休日出勤を強要される」
「パワハラ・セクハラ」「きついノルマ」などのイメージがあると思います。

 

しかし、それほどひどくない場合、ブラック薬局で働いている薬剤師本人も
そこがブラック薬局とは認識していないことが少なくありません。

 

何気なく言われたひと言が「実はブラック!」ということもあるので、
実際に薬剤師さんが言われたセリフからのブラック薬局の見分け方をまとめました。

 

 

ブラック薬局の事例を紹介-これって大丈夫?

 

仕事が遅いから残業手当はつかない

労働時間が法定労働時間(原則1日8時間、週40時間)を超えると
会社は超過した時間分の時間外手当を支給する義務が生じます。
残業手当を支払わないのは、労働基準法違反となるのです。

 

「ダラダラ仕事をしているんじゃないの?」
「他の人は時間内におわってるけど?」と言われるような場合は、
上司に相談し仕事量のバランスを考えてもらうように打診してみるのもひとつです。

 

残業をしていることを上司が知っているにもかかわらず、
やめて帰るように言われなかった場合は、
「黙認の指示」とみなされるので、残業代は支払われなければいけません。

 

 

忙しいときに有給取らないで!

有給休暇は従業員に与えられている権利です。
しかし、有給休暇を取得することが会社の正常な運営を妨げることになる場合は、
会社から取得日の変更を申し出ることができるのです。
薬局の場合だと、患者さんが非常に多くなるインフルエンザや花粉症の時期などです。

 

ただし、その場合も「この時期に取るな!」と命令はブラックの可能性があります。
会社も従業員が有給休暇を取得できるように努力しなければいけないため、
他の薬局にヘルプを要請するなどしても難しい場合は、
有給休暇を別の日に変えてもらうなどの話し合いをすることになります。

 

 

研修は残業代は出ない!

業務の後や休日に行う研修や外部研修を受けた場合の
時間外手当が出ないのは、どうなのでしょうか?
研修が労働時間になるかどうかは、
それが会社からの指導命令下にあるかどうかで判断されます。

 

日々の仕事に関係する内容であったり、会社が参加をすすめる研修会であっても
従業員が自らの意思で参加する場合は業務とは認められません。

 

かかりつけ薬剤師として届け出るために研修認定取得を目指して研修会に参加する場合、
会社から「認定を取得してほしい」と希望を言われただけでは
研修会の参加は本人の意思とみなされます。

 

しかし、「認定を取得するために研修に参加するように」と強制された場合は
業務とみなされる可能性が高くなり、この場合は残業代の支給が必要となります。

 

 

休憩時間に薬歴書いたら?

労働基準法では、労働時間の途中に休憩時間を与えるように定められています。
休憩時間は6〜8時間労働の場合は最低45分、
休憩時間が8時間を超える場合は最低1時間と決められています。

 

分割して付与することは可能ですが、
仕事から離れて自由に利用できる時間でなくてはいけません。

 

例えば、休憩時間に来局者の対応をしたり調剤した場合は、
休憩の延長や別途付与する必要があります。

 

従業員が自らの意志で行うのは問題ありませんが、
休憩時間に薬歴を書くことを強制したり、
e-ラーニングで勉強するように指示することは休憩時間を与えていないことになりま。

 

 

あなたの薬局はブラックではないですか?

 

具体的に見ていくと、自分が働いている薬局でも
当てはまることがある薬剤師さんも多いのではないでしょうか?

 

当てはまることがあったとしても働いていて特に支障がないと感じているのであれば、
そこまで神経質になる必要はないのかもしれません。

 

しかし、今の職場のやり方や体制に納得のいかない点があるのであれば、
新しい職場を考えてみるのもひとつです。

 

新たな職場を探すときに気をつけなければいけないのが、
転職先がブラック企業でないかどうかという点です。

 

ブラック薬局、ドラッグストア、病院に転職しないために
チェックしておくポイントは次のようなところです。

 

  • 医療機器やその他の機材に投資されているか
  • 職場が整理・整頓されているか
  • 同僚となる薬剤師数や人柄について
  • 経営者や上司の方針を理解できるか
  • 離職率が高くないか

 

これらのことを自分一人で調べるのはなかなか難しいことですし、
外からではわからないことも多々あります。

 

そのためにも、必ず転職サイトを利用することをおすすめします!

 

転職サイトのコンサルタントは、求人先の経営者と直接話しもしています。
また、働いている薬剤師からの口コミや評判で薬局の内部情報を把握しているので、
リアルな内部情報を教えてもらうことができます。

 

今の職場のやり方に疑問を感じている薬剤師さんは、
まずは薬剤師転職サイトに相談してみてください。

 

コンサルタントが あなたの悩みや不安に対して適切なアドバイスをもらえるはずです!

 

⇒ブラック薬局についてコンサルタントに相談してみる

関連ページ

転職時期を見極める3つのポイント
「薬剤師が転職で有利になる時期があります!」タイミング次第で、給料や年収も大幅にアップも可能なので、有利な時期を狙いましょう!転職に最適な時期を見極めるポイントをまとめていますので、転職を考えている薬剤師さんは必見です!
面接での退職理由について
転職時の面接で必ず聞かれるのが、「退職理由」です。正直に伝えていいのか迷うの人も多いのではないでしょうか?人間関係、教育体制、残業など…面接時の退職理由の回答例についてまとめてみました。
年収を上げる転職のコツ
薬剤師の職種による平均年収を紹介しています。平均年収より給料が安いなら、年収アップもまだまだ期待できます!まずは、自分の給料の状況をチェックしましょう!
人間関係のいい職場の探し方
薬剤師の職場に限らず「人間関係」の悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?辞めたいけれど、「次の職場の人間関係が不安…」と転職に躊躇する人も少なくありません。人間関係のいい薬剤師求人を見つける方法は?
転職回数が多いのは何回?
「転職回数が多いと転職が不利となるのか」「何回までならセーフ?」「転職回数が多い薬剤師の注意点」など薬剤師の転職回数にまつわる悩みをまとめました。
薬剤師の転職理由ベスト5
薬剤師の仕事をしていて「もう辞めたい!」と思うことはたくさんあると思います。悩んでいるのはあなただけではありません。薬剤師が転職に踏み切る理由のベスト5をまとめました。あなたも思い当たることはありませんか?
転職の不安を軽減する方法
薬剤師は転職しやすい職種ではあります。そうは言っても転職は人生の一大イベントです。誰しも不安になるものです。転職の不安を解消し、一歩踏み出す方法をまとめました。
転職成功に必要なもの
薬剤師が転職を考える際、転職サイトを利用する人がほとんどだと思います。しかし、ただ転職サイトを利用すれば安心というわけではありません。転職を成功するために必要なポイントを紹介します。

おすすめ転職サイト 都道府県別!求人情報 人間関係の悩み 職場環境・待遇の不満 キャリアの悩み