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整形外科の門前薬局で働く薬剤師の仕事内容や知っておくこと

薬剤師が整形外科の門前薬局で働く前に知っておくべき注意点!

整形外科とひとことに言っても、扱っている内容は大きく2種類に分かれます。

 

一つは、単科もしくはリハビリテーション科、膠原病内科などが併設したクリニックで手術機能がない施設で、もう一つは、入院病床や手術室を備えた病院の整形外科です。

 

一般的に整形外科は、腰痛症や変形性関節症、関節リウマチなどの高齢者から交通事故や運動中の怪我で受信する若者まで年齢層が広く老若男女が訪れる診療科です。

 

整形外科の門前薬局の服薬指導などの内容は想像しにくいかもしれませんが、非常に多岐にわたります。

 

 

整形外科の門前薬局での薬剤師に求められるもの

 

整形外科の門前薬局は、あまり服薬指導においてどのような特徴があるのかわかりにくいかもしれませんが、服薬指導においてなど注意が必要な仕事です。

 

そんな整形外科の薬剤師に必要なポイントを見ていきます。

 

併用薬への注意

整形外科は、腰痛や関節痛、骨の変形などの痛みなど、かなりの頻度で整形外科を受診しています。高齢者の方は、さまざまな持病を持っていて受診が多いことから、併用薬には注意が必要です。

 

特によく見られるのは、胃粘膜保護剤の重複処方です。内科などですでに処方になっているにもかかわらず、鎮痛剤と一緒に処方になることがよくあるので、確認を怠らないようにしましょう。

 

 

処方箋をこなす能力

整形外科を受診するのは、高齢者だけではありません。中高生や若い成人は、部活動や趣味のスポーツによる怪我で整形外科を受診するため、整形外科は診療科の中でも患者さんが多いです。

 

処方内容は、鎮痛剤と胃薬、湿布などといった単純なものが多く、服薬指導もそこまで時間はとられないのですが、患者さんが次から次に来局されるので、薬歴を記載する時間がなかなか取れないこともあります。

 

そのため、丁寧かつ迅速に仕事をこなす能力が求められます。

 

 

コミュニケーション能力

一人暮らしの高齢者では湿布剤が自分で貼れないといった相談があります。腰や背中に手が届かないために、必要としている部分に貼る事ができないのです。

 

対応方法としては、湿布剤の貼付を補助する器具を使用したり、湿布剤を床に置いて、その上に自分が寝ることにより貼りつける方法などがあります。こういった患者さんの悩みを聞きだして、アドバイスすることも重要な仕事です。

 

また、整形外科では関節リウマチの患者さんもよく来局されます。関節リウマチは中年の女性の発症率が高い疾患です。
この疾患では、関節に痛みがありヒートシートから薬が出しづらいという悩みをかかえつつも、一包化できることも知らないために相談できずにいるケースも考えられます。

 

患者さんから相談しにくい内容などについて、服薬指導の際に大変なことや困っていることはないかを聞いてみるのも大切です。

 

整形外科を受診する患者さんは、肘や腰に痛みがあるため、辛さを我慢している患者さんが多いので、特別な配慮が必要なケースもあります。

 

患者さんのことを思いやる気持ちをもって、対応できる薬剤師が求めれられます。

 

 

整形外科で働く薬剤師の仕事は楽?

 

整形外科の門前薬局で扱う医薬品は、他の診療科に比べると少ないです。内服薬であれば、鎮痛剤、骨粗鬆症治療剤、リウマチ治療剤などで、あとは外用の湿布剤や塗り薬などです。

 

整形外科の処方においては、ハイリスク薬が処方されることは稀です。ただし、膠原病内科が併設されている場合は、ステロイドや免疫抑制薬などが多く処方されますので、薬学的管理が難しいものとなります。

 

今後の高齢者社会においては高齢者が増えるため、整形外科の需要はますます増えていきます。整形外科を経験しておくことは、薬剤師としてのステップアップにもつながるでしょう。

 

 

ひとことに整形外科の門前薬局といっても、高齢者の痛み止めなどの処方が多い整形外科単科クリニックの門前薬局から、
膠原病内科を併設していたり、入院施設のある病院の門前薬局までさまざまあります。

 

単科のクリニックであれば、調剤未経験の薬剤師やブランク明けの薬剤師、またゆっくり働きたい人にはおすすめな職場です。

 

薬学的な知識などスキルアップを目指すなら、膠原病内科を併設した施設、入院施設のある門前薬局を探すようにしましょう。

 

それぞれによって学べることが大きく変わってきますので、薬局選ぶには注意する必要があります。

 

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