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薬剤師の職場「残業あり」「残業なし」の判断基準

薬剤師の職場は「残業が当たり前」と思っていませんか?

薬剤師さんの仕事状況を聞いていると、
調剤薬局で働いている人の多くは残業のある職場で働いています。

 

 

病院薬剤師でも入院患者向けの業務を行うため、
急な患者さんへの対応で残業になることは避けられません。

 

 

ほぼ毎日残業していて定時で帰れる日はほとんどないという職場も多いです。
毎日の残業時間は1〜2時間だとしても、毎日となると疲れも溜まってきますよね。

 

 

会社終りに友達と約束しても毎回遅れてしまうので、
だんだん会社終りに予定を入れることができなくなってしまったり…。

 

 

これでは、プライベートも充実できずストレスも溜まりますよ。

 

 

今働いている職場が残業が多く、体力的についていけない、
プライベートが充実できず精神的につらいという場合は、
職場環境を見直してみてのいいかもしれません。

 

 

残業の多い薬剤師の職場

 

  • 処方箋枚数が多い
  • 薬剤師不足で人手が足りていない
  • 無駄な業務が多い
  • 仕事のやり方がうまくいっていない
  • 季節によって患者さんが多くなる診療科

 

 

残業が多い職場と言っても、理由はそれぞれあります。

 

「残業が仕方がない場合」と「改善すれば残業を減らせる場合」です。

 

 

仕方がない場合としては、花粉症の時期の耳鼻科の門前薬局や、
冬場にインフルエンザが流行する時期の小児科、耳鼻科などは、
季節によってどうしても患者さんが多くなり残業が避けられないことが発生します。

 

 

また、病院勤務の場合で急患が発生して、
定時に帰れなくなるということも起こりうることです。

 

 

逆に、改善できるのに残業をしている職場の方が問題であるケースが多いです。

 

  • 薬剤師を増員するといいながら、全く改善される様子がない
  • 仕事の分担がうまくいっていない
  • 機会や設備の導入で改善できるのに、会社が対応してくれない
  • ダラダラとした雰囲気がある

 

 

このような職場は、上司の考え方や会社の体制が変わらないと、
残業をなくすことが難しい状況です。

 

 

例えば、
毎日2時間の残業をしている場合、1ヶ月(20日勤務)で40時間の残業時間です。
これが1年続くと、約480時間(=20日)です!
1年間で20日も余分に働いていることになります。

 

 

毎日少しの残業時間でも、
積み重なれば多くの貴重な時間を犠牲にしていることがわかります。

 

 

残業の少ない職場に転職する

 

今働いている環境が、残業をなくす方向に完全されないのであれば、
転職して新しい環境を探して見てもいいのかもしれません。

 

 

残業が多い職場は仕事の効率も落ちますし、
集中力も低下、モチベーションも下がり、いいことがまったくありません。

 

 

仕事が充実しないとプライベートにも影響を与えどんどん悪循環になってしまいます。

 

 

残業が続くと疲労も溜まりますし、
働き過ぎで身体を壊してしまっては元も子もありません。

 

残業のない職場の方が、体力的にも精神的にも長く働くことができるので、
薬剤師のキャリアを考える上でも、転職は早いに越したことはありません。

 

 

残業がない薬剤師の転職先

 

オフィスワークの仕事

製薬企業のDI業務やコールセンターの受託会社などオフィスワークです。
電話の受付時間以降は、自動音声ガイダンスに切り替わり電話がかかってこないため、
基本的には残業がありません。

 

 

患者さんが少ないクリニックや医院の門前薬局

処方箋枚数が少なければ、時間内に薬歴を書くこともできるため、
余裕を持ってはたらくことができます。

 

 

大学病院、大手総合病院の門前薬局

大学病院や大手総合病院は、外来時間が午前中もしくは15時までのところが多く、
遅くまで患者さんが来ることが少ないです。

 

 

派遣薬剤師で働く

派遣の契約時に「残業なし」を条件にしておけば、時間外労働を避けることができます。
派遣薬剤師は時給が高いので薬局側も残業を求めることは少ないです。

 

また、残業を強制されそうになった時は、派遣元に相談すれば間に入って交渉してくれるので、
トラブルになりにくいといメリットもあります。

 

 

薬剤師が残業なしの職場へ転職する時の注意点

 

残業なしで働ける薬剤師の職場はいろいろありますので、
ぜひ探してみてはいかがでしょうか。

 

ただひとつ、新しい職場へ転職する場合、注意しなければいけないことがあります。

 

「残業時間がごまかされることがある」ということです。

 

 

求人票や面接時の勤務条件では、「残業なし」と言っていたのに、
いざ入ってみたらみんな残業していて、帰りづらい雰囲気だった…というのは、
非常によく聞く話です。

 

 

そうならないためにも、事前の情報収集がとても重要です。
嘘偽りない情報を集めるためには、転職サイトのコンサルタントに相談するようにしましょう!

 

 

転職サイトのコンサルタントは、
実際に働いている薬剤師からの口コミや評判を聞いているので、
リアルな情報を聞くことができます。

 

 

仕事とプライベートのライフワークバランスは非常に大事です。

 

 

ぜひ仕事もプライベートも充実した生活を送れるように、
薬剤師転職サイトに相談してみましょう!

 

⇒残業なしの職場を探してみる!

 

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