その頭痛はストレスが原因かも…薬剤師の職場での体調不良
薬剤師の中には、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスで頭痛を感じる人も少なくありません。
職場に行くと頭痛が発生する。ずきずきと痛むものや頭全体を締め付けられるように痛むもの、偏頭痛や頻繁な頭痛は「嘔吐するほど」痛みがある方も多く、本当に辛いですよね。
職場のストレスで頭痛に悩む薬剤師さんはどのようにしたらいいのでしょうか。
ストレスが原因の頭痛に悩む薬剤師さんへ
どのような職場でも仕事でストレスを感じている人は多いですが、薬剤師の職場はストレスの多さではかなり上位になるのではないかと思います。
厚生労働省が5年に1度行っている「労働者健康状況調査」(2012年)の調査結果によると、ストレスの内容は、人間関係(41.3%)、仕事の質(33.1%)、仕事の量(30.3%)となっています。
薬剤師の職場を考えてみると、「女性が多い職場、狭い職場」、「ミスが許されない仕事」、「人手不足で激務の仕事」とストレス要因がいかに多いかが想像できますよね。
職場環境で知らず知らずストレスにさらされながら、さらに職場で嫌なことがあったり、人間関係がうまくいかなかったり、患者さんからクレームを受けたり…。
その結果、ストレスに耐えきれなくなった身体のSOS反応のひとつとして頭痛などの体調不調を感じる人が増えています。
頭の回りを何かで締め付けられるような痛み、その他にも 肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。
ストレスによる「頭痛」は軽い症状のうちは特に問題ないのですが、慢性的なものになると日常生活に支障が出てきてしまうため注意が必要です。
特に薬剤師の仕事は、患者さんの命にかかわる医薬品を扱う仕事です。頭痛があると集中できず、ミスをしてしまっては重大なことになりかねません。そうならないために、できることはあるのでしょうか。
薬剤師の職場での頭痛の対処法は?
ストレスによる頭痛を少しでも和らげるためにできる対処法を紹介します。
調剤をしていると集中して、同じような姿勢で作業を続けていることがあると思いますが、姿勢を正して、同じ姿勢で長時間作業しないようにしましょう。
「両肩を上げてストンと落とす」「首を左右に倒す」「いすに座って前屈をする」など、簡単なストレッチをこまめに行い、首や肩の筋肉の緊張をほぐすようにしましょう。
高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることになりますので、自分に合った枕を選ぶことで筋肉の緊張を予防することができます。
これらの対策はあくまで症状を和らげるだけで、解決するにはストレスの元から離れるしかありません。
ストレスによる頭痛がひどくつらい場合は、新しい職場に転職することを考えてみてもいいのではないでしょうか。
仕事のストレス対策として職場環境を変える
ストレスと頭痛は密接な関係があり、ストレスから頭痛を放置しておくと、うつ病などさらなる精神的不調につながることもあります。
取り返しの出来ないくらいに心が病んでしまいますので、早めに対策を取るようにしましょう。
ただ、新しい職場への転職を考える場合、注意しなければいけないことがあります。
今の職場でのストレスの原因を把握し、新しい職場で同じことにならないように求人を選ぶ必要があるということです。
そのためには、薬剤師転職サイトを利用することをおすすめします!
転職サイトのコンサルタントは、働いていた薬剤師からの口コミや評判などを聞いており、求人先の内部情報を教えてもらうことができます。
「ここは、経営者の方が社員さんのことを大事に考えておられますよ」といったことや「人間関係が良好でアットホームな雰囲気の職場ですよ」といった現場のリアルな情報を教えてもらうことができます。
まずは、ぜひコンサルタントに相談してみてください。
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